工業の分類方法とは

工業としての建設業と安全確保

安全確保が工業の重要事項

建設業と聞いた時、皆さんはどのようなものを思いうかべるでしょうか。たいていの方たちは、建設工事の現場などをイメージされるかもしれません。それも確かに大事な部分ではあります。ですが、実際の建設はもっと複雑で奥の深いものなのです。忘れられがちなことですが、建設業も立派な工業の一部を占めています。建設作業で使われる多くの機械、建物そのものに使われる様々な製品は、機械工業が事前にしっかり成り立っていなければ、そもそも作り出せません。素晴らしい建設物が誕生するためには、それを支えている数多くの産業が、健全に育成されていることが必要不可欠だという意味でもあります。建物の大きさや規模などには関係ありません。昨今はそれらを忘れて目先の利益だけを追うところが目立ちます。それでは大事な安全確保もままなりません。

日本標準産業分類における建設業

日本の行政機関のひとつである総務省は、産業を分類する基準として、日本標準産業分類を有しています。これは、工業、商業、サービス業などを大・中・小の区分により分類し、さいらに細分類を設けることで、事業者がどの区分に該当するかを明確にする役割を持っています。この産業分類をご覧いただくと解るのですが、建設業という大分類はあっても、工業という大分類はありません。その代わりに、製造業という分類が用いられ、食料品・衣服・紙・ガラスなどの製造業が列挙されています。そして、建設業は、非製造業のなかに分類され、農業・漁業・卸売業・小売業などと同列に位置付けられています。少しおかしな気がしますが、産業分類上、両者は大きくその性格が異なるものとされています。

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